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    総合病院の神経内科病棟が最初の職場

    現在、現場にて看護学生の実習指導を専属で行っています。40代、5人子育ての経験ありのママさんナースです。これまでに、神経内科病棟3年、ICU4年、外科病棟5年、外科外来2年、住宅型有料老人ホーム2年の勤務経験があります。私が最初に看護師として勤めたのは、神経内科病棟でした。200床以上の一般総合病院です。

    苦手なこともあれば得意なこともあった

    私は新人時代、とにかく看護計画を立てるのが苦手でした。よく間違いを指摘されて遅くまで残されたり、業務と並行して事例研究や学習会の企画開催などを担当し、自分もちんぷんかんぷんなのに求められたことにこたえきれず、困ってばかりいました。それに、事例研究に費やす時間が限られていて、共同研究者と時間を合わせるのにも一苦労でした。休憩室を利用して打ち合わせしていると、相手が一つ一つの会話に絡んでくる。親切のつもりだと今では理解できるのですが、自由に発想させてほしいと何度思ったことか。

    一方で、注射だけは新人の頃から勘がよかったせいか、逆に頼まれることもあり、この技術だけを極めることで先輩ナースからの理不尽ないじめを回避できたように思います。それでもやっぱり、自分に自信がないのに、自分のキャパシティを超えた人数の受け持ちをさせられたときはしんどかったです。

    プライベートと分けられれば人間関係も楽

    人間関係では、プライベートはきっちり分けて対応してくれる先輩ばかりでしたので、職場の雰囲気自体はそれほど悪くなかったです。中には冷たい態度をとってくる先輩看護師さんもいましたが、何とか関係を良くしようと、気持ちよく働けるような気配りはたくさんやりました。

    あと、妊娠してる看護師さんは特にいらだちをぶつけられることがあり、それも産休までの辛抱とよく言い聞かせていました。まあ、イライラしている看護師さんも、プライベートでは私たち新人に絡んだりしませんでした。そんな暇がなかったっていうのもありますし、追い詰められている時代を自分も経験しているからこそ絡むことがなかったのかもしれません。

    勉強すればしただけちゃんと身につくから

    業務を遂行しながら勉強を続けるのはとても厳しいとは思いますが、でもそのときの勉強量が、3年後5年後に自分のキャリアとなって必ず助けとなり、業務をよりしやすい環境につなげていきます。

    大事なのは、知識をより多く獲得し自分の身につけること、患者さんの話をよく聞くこと、先輩の話もとりあえず、聞くこと。聞いたあとは自分の裁量によって「ふるい」にかければいいのです。やれることから無理せずコツコツと積み重ねましょう。それから、毎日3回しっかりご飯を食べましょう。それに、仕事以外に昼間の趣味を持ち、気持ちが切り替えられる時間を作りましょう。
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